ぬんぬの日記

ASD特性を持つ自分についての考察日記

人の多いカフェでゆっくりくつろげない!

私は(最近は正直面倒であまり会っていませんが)友達と会ってゆっくり話をしよう、となった時にその話す場所のチョイスとして人でごった返しているカフェ(スタバとか…)に連れて行かれるのがちょっと嫌です。

そのようなカフェには私にとっては居心地が悪く感じる要素がいくつかあるからです。

そのうちの一つが、人の話し声などの雑音が非常に多い点です。

人と話す時、通常であればカクテルパーティー効果という雑音の中でも自分が聞き取りたい話だけをしっかりと聞き取る能力が備わっているみたいなのですが、私にはこのカクテルパーティー効果があまり発揮されておらず、ちゃんと話を聞きたい相手の声も周りの雑音と混ざってしまって非常に聞き取りづらくなっています。

このようなカクテルパーティー効果が効きづらく、話し声などの聞き取りが上手くできない症状を“APD(聴覚情報処理障害)”というそうです。

このAPDはASDなどの発達障害の人がなりやすい傾向があるみたいです。ASDの感覚過敏とも関係しているのでしょうか…?

お店で会計する時も最初に店員さんが流し作業のような口調でこちらに何か質問してきますが、これのほとんどは聞き取ることが出来ず、(私には「□★*○ですか〜?」という感じで聞こえてます)話が噛み合わなくなることがしょっちゅうです。

私はこのAPDの症状に加え、元々自分の声が小さめということもあり、まず注文だけでも一苦労です。雑音の多い店内で上手く注文をこなすのは私にとっては至難の業となってしまっているのです。

また、スタバのようなカフェでは注文の仕方に(私にとっては)暗黙のルールがたくさんあるような気がします。

暗黙のルールがわからないことによる日常の弊害https://nunnu.hateblo.jp/entry/2022/04/18/185649

で話したコンビニのレンチンの待ち方がわからないというのと少し似ていてここにとても困り感を感じています。

それを乗り越えてようやく友達と会話ができるという状態になってもまだ困難が待ち受けています。

先程述べたAPDによる話の聞き取りづらさから相手が何を話しているのかイマイチ聞き取れません。一応適当に相槌を打ったりしていますが(聞こえていないから話を聞いていないのと同じかもですが)相手の方から何かしらの質問をされた時、自分はいつもの癖で「はい」と答えてしまいますが、相手の様子がおかしいことに気付きます。そこでようやく「あっ、今の質問ははいで答えるものじゃなかったんだ。」と気付き、結局「すみません、さっきの質問もう一度言ってもらっていいですか?」と聞き返すことになります。

これは自分あるあるでそれなら最初から聞き返しておけばいいのですがつい反射的に何か答えようとしてしまうのでここは“聞き取れなかったらしっかりと聞き直す”を日頃から意識しないとなーと思っています。

また、これはASDの感覚過敏からくるものなのかもしれませんが、普通に会話していても周りの話し声も拾ってしまうため話に集中できなかったりもします。そもそもこの感覚過敏のせいでカフェのような雑音の多い場所はそこにいるだけで常に刺激を受けている状態となり、ひどく疲れてしまうのです。

「カフェ=落ち着ける場所」というのが一般的なイメージかもしれませんが、私にとっては落ち着くどころかどこかそわそわしてしまう場所となってしまっています。

これは相手の希望に流されがちな自分も良くないな、と思うのでこれからは自分で静かで落ち着いてゆっくり話せそうな場所を下調べしておいて「ここはどうですか?」といった感じで提案してみることも必要だなぁと思いました。

もしこれで友達から「ここは嫌だ」と言われたら私はその友達との相性があまり良くないのかもしれないので、もしかしたら距離を置くことになるのかもしれません…(ASDの人は特にそう感じやすいと思うけど、人付き合いって難しい!!!)